はじめまして。たぬき課長と申します。福井県在住の30代会社員(大阪出身・独身)です。
ある日、口座を見たら残高が20万円しかありませんでした。
「まずいな」という言葉が一番しっくりきます。危機感というよりは、じわっとした恥ずかしさと焦り。スーパーやコンビニで欲しいものを気軽にカゴに入れられない自分に気づいたとき、「さすがにこのままではダメだ」と本気で思いました。
あのとき同時に、結婚もそろそろ意識し始めていた時期でした。「結婚したい・子どもも欲しい・でも口座に20万しかない」という現実のギャップ。それが節約と投資を始めた正直なきっかけです。
この記事では、そこから約5年間で年収分に近い資産を積み上げるまでにやったこと、途中でやめたこと、失敗したことを、できる限り正直に書きます。「節約の成功体験だけを美化した話」ではないので、その点はご了承ください。
この記事でわかること
- 独身30代会社員が実際に効果のあった節約と、やめた節約の違い
- 月3万円のインデックス投資が5年でどうなったか
- 生活が厳しいときに使える公的支援制度(補助金・給付金)
口座20万円から始まった話
当時の自分の月の支出を正直に振り返ると、家賃5万円・飲み会や交際費・ガソリン代・食費・光熱費と積み上げていくと、給与はほぼ消えていく構造になっていました。貯まらないのは当然でした。
でも「家賃を下げよう」「飲み会をやめよう」とは思いませんでした。正直なことを言うと、ゴルフと飲み会にはお金をかけると決めていたから。週1のゴルフ打ちっぱなし・月2回のコースプレー、会社の同僚や大阪の友人との飲み会。これらは自分の精神的な支えで、削るつもりはなかった。
だから削れるところを探した。答えは、食費と光熱費でした。
やってよかった節約①:食費をパスタ中心にした
「パスタは最強のコスパ食材」というのが、5年経った今でも変わらない結論です。
乾麺は500g100円台で買えて、ソースの材料費も安い。自炊の苦手意識があった私でも、パスタなら「茹でてソースかけるだけ」なのでハードルが低い。週の食費を5,000円以内に収めることをルール化したら、月の食費が2万円に落ち着きました。
正直、最初は「これ続くのかな」と不安でしたが、気づいたら当たり前になっていました。外食は飲み会の席だけ。コンビニ飯という選択肢はほぼ消えました。節約したかったというより「コンビニで気軽に買い物できない自分」への反発心のほうが強かったかもしれません。
やってよかった節約②:冬のエアコンをほぼ使わない
電気・ガス代が月6,000円に収まっています。これは、冬のエアコンをほとんど使わないことで実現しています。
「完全にやめた」と言いたいところですが、正確には「着込めば我慢できる程度にとどめた」です。防寒グッズとしてやっているのは2つ。着込むこと、それとペットボトルにお湯を入れて湯たんぽ代わりにして寝ること。これだけで電気代は大幅に下がりました。
夏はエアコンを使います。暑いと体調を崩すので、そこは削りません。節約は「生活の質を壊してまでやるものじゃない」というのが自分の基準です。冬の寒さは耐えられるが、夏の熱中症リスクは取れない、という判断です。
やってよかった節約③:月3万円のインデックス投資
節約と同時に始めたのが、楽天証券での新NISA積立です。毎月3万円、全米株式インデックスファンドに積み立てています。
始めた当初は正直疑っていました。「積立を始めて最初の数ヶ月は、資産が増える感覚より減っている感覚のほうが強い」という話は本当で、私もそうでした。でも数年経つと、複利の効果がじわじわ出てきます。
約5年で、評価益を含めて年収分に近い資産の増加になりました。毎月3万円の積立で、ですよ。これが正直一番驚きました。節約で削った食費や光熱費の差額を、こうして資産に転換できたのは大きかった。
投資を始めてから気持ちが変わったのは、「口座の数字が増えることへの安心感」が生まれたこと。あの口座20万円の時期にあった「見るのが怖い」感覚が、少しずつなくなりました。
正直に書く:やってみてやめたこと
節約や収入アップを試みて「これはダメだった」という話も書きます。美化する気はないので。
ポイ活はやめました。
ポイントを貯めること自体は別に悪くないのですが、やっているうちに「時間をかけてやることじゃないな」と感じてしまいました。小銭のために時間を使うよりも、他のことに使いたい。時間のほうが貴重だという結論で撤退しました。
コンテンツ系も試しましたが続きませんでした。
文章を書いたり動画を作ったりといったことを、入社後に何度か試みました。でも継続して取り組んでみたものの、「これは先が見えないな」と判断して撤退しました。撤退理由はシンプルで、続けた先に結果が出る見込みが持てなかったから、それだけです。
失敗というより「試してみた・合わなかった・やめた」という感覚のほうが近いです。やってみないとわからないことは、やってみるしかない。ただ、引き際の判断は早いほうがいいと思っています。
知っておきたい:生活が苦しいときの公的支援制度
節約の話ばかり書いてきましたが、「そもそも生活が成り立たないレベルで苦しい」という状況の人に向けて、公的支援制度も紹介しておきます。私は今のところ対象外ですが、存在を知っておくことは大切だと思っています。
住居確保給付金
仕事を失ったり収入が大幅に減ったりして、家賃が払えなくなりそうな人を対象に、一定期間の家賃を国が支援する制度です。受給期間は原則3ヶ月(最長9ヶ月)で、お住まいの市区町村の自立相談支援機関に申請します。
「賃貸に住んでいる独身の会社員でも、収入要件を満たせば対象になる」ことを知らない人が多いです。家賃5万円の賃貸に住んでいる私が「もし収入を失ったら」と考えたとき、こういう制度があると知っているだけで少し安心できます。
出典: 厚生労働省「住居確保給付金」
住民税非課税世帯向け給付金
こちらは年収が一定以下で住民税が非課税になる世帯を対象にした給付金です。単身世帯の場合、年収の目安はおおよそ100万円以下(自治体によって異なる)。現役の会社員には対象外となることが多いですが、制度自体を知っておくと、万が一のときに役立ちます。
内容や給付額は年度によって変わるので、お住まいの市区町村か厚生労働省のサイトで最新情報を確認するのが確実です。
現在地と、これから
今の口座残高は約30万円です。「え、5年前と大して変わってないじゃないか」と思った方、半分正解です。貯金の絶対額はそこまで増えていませんが、それは毎月の投資にお金を回しているから。現金として持つより、投資に乗せておくほうが長期的にはいいと判断しています。
FIRE目標は1.5億円。「多分無理だと思ってる」というのが正直なところですが、目標として置いておくことで逆算して行動できる。60歳になって「元気なうちにお金を使えなかった」という後悔はしたくない。そのために今、地味にコツコツやっています。
独身30代の節約というのは、「我慢」とか「質素な生活」というイメージで語られがちですが、実際は「使うところと削るところを自分で決める」だけの話だと思っています。ゴルフに月3万円以上かけながら、食費は月2万円に抑える。これが私のバランスです。
節約や生活費の見直しに興味がある方は、独身・一人暮らしが使える補助金・給付金まとめも参考にどうぞ。独身でも使える公的制度は、思ったより多くあります。
まとめ:続いた節約・やめた節約
| 内容 | 結果 | |
|---|---|---|
| 続いた | 食費パスタ中心(週5,000円) | 月2万円に安定 |
| 続いた | 冬エアコンほぼなし | 電気・ガス月6,000円 |
| 続いた | 月3万円インデックス投資 | 約5年で年収分増加 |
| やめた | ポイ活 | 時間対効果が合わなかった |
| やめた | コンテンツ制作 | 先が見えず撤退 |
節約に「正解の方法」はないと思います。ただ「続いたもの」と「やめたもの」の違いを振り返ると、自分の価値観に合っていたかどうかがすべてだった気がします。
まずは家計の実態を把握することから。口座の残高を直視することが、最初の一歩です。あの20万円の画面は、今思えばいい転換点でした。
節約しながらもらえる補助金を見落としていませんか?住宅・生活・車など、意外と使える制度が埋まっています。自分に当てはまるものを確認してみてください。
本記事は、福井県在住の30代会社員(大阪出身)の実体験と調査をもとに作成しています。月3万円のインデックス投資とほぼパスタの自炊生活で資産形成中。
著者:たぬき課長
本記事の情報は執筆時点のものです。補助金・給付金の内容・金額・申請期間は変更される場合があります。申請前に必ず公式サイトでご確認ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「口座20万円」の話に共感してもらえた方が一人でもいれば、書いた甲斐があります。節約も投資も、始めるのに遅すぎることはないです。
── たぬき課長