はじめまして。たぬき課長と申します。福井県在住の30代会社員(大阪出身)です。今日は、省エネ家電の買い換え補助金の話をしようと思います——というより、正直に言うと、「自分の部屋のエアコン、もしかしてヤバいのでは?」と気づいた話です。
築20年前後の物件に住んでいる方って、多いんじゃないかと思います。備え付けの家電が当時のまま……というパターン、あるんですよね。私もそうで、今の賃貸に引っ越したとき「エアコンあるじゃん、ラッキー」としか思っていませんでした。型番を調べたら、2007年製。今年で築19年です。
この記事でわかること:
- 2007年製エアコンと最新機種、実際に電気代はどれくらい違うのか
- 福井県の省エネ家電補助金で、エアコン買い換えが実質いくらお得になるか
- 「省エネ家電に興味なかった人間」が初めてちゃんと計算してみた結果
「安ければいい」で家電を選んできた自分の話
少し前置きをさせてください。
私は基本的に、家電を選ぶとき省エネ性能をほぼ気にしたことがありませんでした。洗濯機は約5年前に「安かったから」という理由で購入。冷蔵庫は大学から使っているもので、もうかれこれ10年以上使っています。エアコンにいたっては、賃貸の備え付けなので最初から選択肢すらなかった。
電気・ガス代は月6,000円。これ、正直かなり抑えられているほうだと思っています。冬はエアコンをほとんど使わないようにしていて、厚着して、ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽ代わりにして、とにかく体で乗り切るスタイル。おかげで冬の電気代はかなり低い。
夏は別です。暑いのが苦手で、熱中症になりかけたこともあるので、夏だけはエアコンを普通に使います。ということは、夏の電気代に直結するのが、あの2007年製エアコンというわけです。
コンビニで買い物するとき、100円のペットボトルと120円のペットボトルを見比べて安い方を手に取るくらいには価格感度が高いつもりなのに、毎月お金を垂れ流していたとしたら、それはちょっと見過ごせない話です。
2007年製エアコンと最新機種、電気代の差を計算してみた
エアコンの省エネ性能を示す指標として「APF(通年エネルギー消費効率)」という数値があります。1の電気エネルギーでどれだけの冷暖房ができるか、という効率の数字で、高いほど省エネです。
2007年頃のエアコンの平均APFは、6畳用で4.5〜5.0前後とされています。一方、2026年現在の最新モデルは6.0〜7.0以上。経済産業省によれば、2027年度から適用される新しい省エネ基準はAPF 6.6(6畳用・2.2kW機)で、現行モデルのかなり多くがすでにそれに近い水準に達しています。
具体的な電気代の差を試算してみます。
同じ6畳用エアコン(2.2kW機)で比較すると:
| 旧モデル(APF約5.0) | 最新モデル(APF約6.6) | |
|---|---|---|
| 年間消費電力量(目安) | 約880kWh | 約665kWh |
| 年間電気代(31円/kWh) | 約27,280円 | 約20,615円 |
| 差額 | — | 年間約6,600円の節約 |
※電気代単価は資源エネルギー庁の目安単価(31円/kWh)を使用。使用条件・環境により異なります。
2007年製のAPFを5.0として計算すると、最新の省エネモデルに替えることで年間6,000〜7,000円程度の節約になる可能性があります。エアコンの平均寿命が13〜14年とされているので、10年使い続ければ6〜7万円の差、ということになります。
これ、正直「へえ」と思いました。電気代の節約ってもっと地味な話だと思っていたんですが、家電一台分の差がこれほど出るとは。
出典: 資源エネルギー庁「27年4月からエアコンの新たな省エネ基準がスタート!」
福井県民には「ふくいはぴコイン」がある話
電気代の節約効果がわかったところで、本題の補助金です。
実は今、福井県に住んでいてエアコンを買い換えようとしている人には、かなり使える制度があります。
福井県「省エネ家電購入応援キャンペーン2026」
2026年4月24日から12月31日まで実施されているキャンペーンで、省エネ性能の高いエアコンや冷蔵庫を購入すると「ふくいはぴコイン」というデジタル地域通貨が還元されます。
エアコンの場合:
- 還元額:2万円分のふくいはぴコイン
- 条件:本体価格が税込10万円以上(取付工事費・リサイクル料は除く)
- 条件:統一省エネラベルの多段階評価点が3.0点以上の製品であること
- 対象:福井県在住で、購入した製品を県内で使用する個人
ふくいはぴコインは福井県内の加盟店で使える電子通貨なので、実質2万円引きと考えていいと思います。
出典: 福井県「省エネ家電購入応援キャンペーンを実施します」
実際の買い換えコストを試算してみる
では、ざっくりした買い換えコストを計算してみます。
6畳用エアコン(省エネ上位モデル)の相場は工事費込みで7〜12万円程度。仮に10万円のモデルを選んだとして:
- 本体・工事費:約100,000円
- 補助金(ふくいはぴコイン):▲20,000円
- 実質負担:約80,000円
そして電気代の節約効果が年間6,600円とすると、約12年で元が取れる計算になります。
エアコンの寿命が13〜14年なので、運が良ければちょうどトントンかちょい黒字くらい。そこに補助金2万円が加わるので、回収期間は実質10年以下になる。まあ、「今すぐ得をする」というよりは「長期的に見てわずかに有利」という感じですね。
ただ、ここで考えてほしいのは「2007年製エアコンがいつ壊れるか」という問題です。エアコンの平均寿命はだいたい13〜14年。私が使っている備え付けは今年で築19年です。いつ壊れてもおかしくない年齢になっている。「壊れてから慌てて買う」と、補助金の条件を調べる余裕もなく、焦って選ぶことになります。それよりも「まだ動いているうちに計画的に動く」ほうが、補助金を使いやすいし、好きな機種を選べる。
ちなみに、賃貸の備え付けエアコンの場合は話が変わります。基本的に備え付け設備の買い換えは大家さんの管轄なので、まず大家さんや管理会社に相談するのが先になります。自費で買い換えた場合も、退去時に持ち出せるのか確認が必要。この点は私自身も要確認なので、申請前に管理会社に連絡しようと思っています。
「エアコン2027年問題」も知っておいて損はない
もうひとつ、最近よく聞く話として「エアコン2027年問題」があります。
2027年4月から、家庭用エアコンの省エネ基準が大幅に強化されます。基準をクリアできない低価格帯モデルが市場から減っていくため、エアコン全体の価格が上昇する可能性があるという話です。
特に1〜2万円台の格安モデルが姿を消し、以前なら3〜4万円で買えたクラスが5万円以上になる可能性がある、と指摘されています。
「省エネ家電なんて高い」と思っていた人間としては、これは少し気になる話です。2027年を待たずに買い換えた方が、価格的にお得になるかもしれない。今年の福井県のキャンペーンは12月31日まで。タイミングとしては悪くないんですよね。
出典: 資源エネルギー庁「27年4月からエアコンの新たな省エネ基準がスタート!」
まとめ:補助金を知っていると選択肢が変わる
正直、今回調べるまで「省エネ家電の補助金」なんて自分には関係ない話だと思っていました。でも計算してみたら、2007年製エアコンとの差は年間6,000〜7,000円。10年使えば6〜7万円。これに2万円分の福井県補助金が乗ってくるとなると、「壊れてから慌てて安いのを買う」より、「今のうちに省エネモデルに替える」のがどう見ても合理的な気がしてきました。
2027年問題でエアコン価格が上がる前に動くのは現実的な選択肢です。ただ賃貸の備え付けの場合は大家さんへの確認が先。そこだけ要注意。
私自身はまだ決断していませんが、知る前と後では選択肢が変わりました。補助金があると知っているだけで、「少し良いモデルを選んでもいいか」という気持ちになるんですよね。これが補助金を調べる意味だと思います。
省エネ家電に全然興味なかった自分でも、一度計算してみたら「なるほど」と思える話でした。みなさんの家の家電、一度型番を調べてみてもいいかもしれません。意外と古い年式のまま使っている家電、見つかりますよ。
省エネ家電の補助金以外にも、生活に使える補助金・給付金をまとめています。
- 新NISAとあわせて資産形成を考えている方はこちらの記事(新NISA完全ガイド)も参考にしてみてください。
- 自分に使える補助金をまとめて確認したい方は、補助金まとめページからどうぞ。
本記事は、福井県在住の30代会社員(大阪出身)の実体験と調査をもとに作成しています。月3万円のインデックス投資とほぼパスタの自炊生活で資産形成中。
著者:たぬき課長
本記事の情報は執筆時点のものです。補助金・給付金の内容・金額・申請期間は変更される場合があります。申請前に必ず公式サイトでご確認ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「補助金って難しそう」と思っていた方に少しでも参考になれば嬉しいです。次回もまた、自分が実際に調べたことをそのまま書いていきます。
── たぬき課長
